Beautiful Plants For Your Interior

デザインとは、アートとは、人類の能力。

デザインとアートは何が違うのか?

過去、師匠たちに聞いてみたことがある。

(そんなこと、自分で考えろという話しなんだけど)

みんな優しく答えてくれたけど、内容は人それぞれだった。

🍎

私が今現在、納得している解釈は、デザインはアートの応用だということ。

デザインは、デッサンの語源、Disegno(ディセーニョ)を起源にもつ。

Disegnoは、「ふさわしい形」を与える行為を意味する。

ふさわしい形とは何か?

モノには用途に適した、ふさわしい形がある。

イスにはイスの、より良い形。ペンにはペンの、理想的な形。

その形を与える行為がデザイン。

とすると、「ふさわしい形」は元々そのモノに備わっていて、

デザイナーはただそれを探しに行くという順番になる。

ふーん。

一方アートとは、何か?

一般的に、アートというとFine Arts(純粋芸術)のことを指していると思う。

広辞苑には、「鑑賞的価値を創出すること」と書いていた。

美しい以外に特に役に立たないものである。

えー?

Fine Artsとデザインは、「ART」という傘下にある兄弟なのだ。

とすると、Fine Artsはモノ以外のモノにふさわしい形を与えることと言えるのかな。

見えないもの。

心。もっと言うと、命。

ふーん???

では、大元のアートとは何か?

Artの語源はラテン語のars(アルス)。

自然と向き合う人間の「技術」を意味する。

アートとは、生死に全く関わらない、役に立たないもの。

だけども何故か、動物には備わっていない。

ゆえに、人間が人間である理由となる部分なのだ。

ということは、人間はみんな、アーティストだ。

どんな人でも、アートをしていて、デザインをしている。

🍎

目に見えない自分の心に美しい形を与えることも。

自分により良い自分という形を与えることも。

人間に備わっている力。

なのかもね。